神取 承子 からのメッセージ
「墨」を絵具として使う時に現われる変化は、千変万化にしてミステリアス。歴代に様々な名画が在りますが、それらの伝統を踏まえて、テーマは「気高い趣き」。目指すは宇宙リズムに呼応する様な抑揚ある線、そこに拡がる霞のムラムラ(滲じみ)、そして牧谿の暈しの全て。課題は「本質の模倣」。形を変えても水墨画自体の存在の水脈は次世代に繋げたい。私の水墨画活動とは墨に宿る聖人との2人3脚と考えます。
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