能の魅力は一言では語りつくせませんが、室町時代以来600年にわたり続いて来た日本の誇りとも言える古典芸術で、世界文化遺産にもなっています。三間四方の舞台のなかに、静と動があり、能面の扱い一つで憂い、悲しみ、又は喜びが能楽師の芸力によって表現され、観る人を異次元の世界へ引き入れて了います。こんな、素晴らしい能の魅力を、能画を通して観て頂ければこの上ない幸と思って、描いております。そして、次に能楽堂にいざなわれて、御鑑賞頂ければこんな嬉しい事はありません。